ご飯を食べないお子さまは多いようで、
お子さまのそうした傾向に、不安やイライラを感じているお母さんは多いのかもしれません。
初めて子供を授かれば、誰しも子供を育てるのは初めてになりますので、
なぜ子供がご飯を食べないのか、
といった疑問や不安を抱くことは、親心としてはごく当然なことだと思います。
また一生懸命作った料理を、食べてもらえないことで、
どこか報われない気持ちになるのかもしれませんし、
それが毎日のことになれば、大変な想いを抱えていると想像します。
そういえば私は、子供の頃に父親から言われた一言がキッカケで、
ご飯を一粒も残さないようになりました。
そんな私の幼い頃の記憶を元に、
お子さまにご飯を食べさせるためには、どうすれば良いのかという点に注目します。
ただ私自身は、子育てに対して専門的な知識があるわけではなく、
ここで書く内容は、あくまで私の子供の頃の経験を元にしていますので、
全てのお子さまに当てはまるのか、それは分からないのですが、
一つの参考にしていただければと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
子供に食べさせるために伝える話とは
(出典「photoAC」)
私が幼い時に父親から言われたことは、どんなことだったかと言うと、
それほど難しいことではないのですが、
お米を作っている農家の方の苦労を、耳元でささやかれたことを覚えています。
それを聞いた私は、子供心に何か感じたものがあったのか、
それ以降は食卓に出されたものは、米粒一つ残さず食べるようになりましたし、
今でも(もう40歳を過ぎていますが)その習慣は根付いていて、
出された食べ物を残すのは、どうにももったいない、という気がしています。
ただ最近は、どうにもお腹回りが気になるので、
お腹いっぱいになったら、無理せず残すようにはしています。
またテレビで見た話にはなるのですが、
食べ物の命を奪っていることについて、お父さんと子供が話をしていました。
会話の中で、食べ物の命を奪っていることに疑問を抱いていた子供に対して、
「だから残したらダメなんだ。」というお父さんの言葉に、
子供は言葉を詰まらせて、グッとなっていました。
その子がその後、ご飯を残さないようになったのか、それは分からないのですが、
お子さまが物心がついて、生きること、死ぬことの意味が分かってきた頃に、
食べることは命をいただいていることなんだ、という事実と、
命をいただいていることのありがたさや、だから食べ物を残したらダメなことを、
物心ついた頃に伝えてみるのも良いのかもしれません。
ただ生きるためには、食べることは必要なことなので、
食べることに必要以上に罪悪感を感じる必要も、感じさせる必要もないだろうとは思います。
また私の場合には、耳元でささやくように言われたことを覚えています。
人前で言われると、嫌な思いを抱くお子さまもいらっしゃるかもしれませんので、
人前ではない形で伝えた方が良い場合もあるのかもしれません。
食べない子供に食べさせるには、5歳ぐらいの物心がついてから
(出典「photoAC」)
先ほどのような話をお子さまに伝えるとしても、
あまり幼い頃に伝えても、意味が分からないと思います。
また私は父親に言われた時の記憶がハッキリと残っていますので、
その一言を言われたのは幼稚園に通っていたか、小学校の低学年ぐらいだと思います。
つまり私の場合には、そのくらいの年齢になって、初めてご飯を残さず食べるようになりましたし、
幼い私に対して父親がそう言った、ということは、
おそらく私自身、ご飯をあまり食べない子供だったのでしょう。
食べさせるために言葉で何かを伝えたとしても、
子供が理解し、子供の心に響くとすれば、それは物心がつくときだろうと思うので、
お子さまに食べさせようと思えば、
5歳~小学校の低学年まで待った方が良いのかな、とは思います。
終わりに
子供が少食な理由や、好き嫌いが多く偏食な理由について書いた記事はこちらになります。
大変な子育てをしている中では、お子さまが食べないことに対して、
イライラしてしまうことは仕方ないと思いますし、
そんな大変な子育てを毎日やっているだけでも、すでに立派なお母さんだとは思います。
お子さまのことでは、色々なことが気になるとは思いますが、
私も子供の頃には、あまり食べない子供だったのだろうと思うと、
子供はあまり食べないというのが普通なのかもしれません。
まずはそう考えていただいて、気持ちが楽になっていただければと思います。