国内でヒアリ発見が相次ぐも環境省・年間100人以上死亡の記述削除

神戸や尼崎、東京や福岡などヒアリの発見が相次いでいますが、

環境省のホームページには、

アメリカで年間100人以上死亡したと記載されていましたが、

環境省はその記述を削除することにしたと公表しました。

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国内でヒアリ発見が相次ぐも環境省・年間100人以上死亡の記述削除

環境省では冒頭にも書きましたが、

アメリカでは年間100人以上が死亡したと記載されていましたが、

実際にその具体例を見つけることができなかったことから、

その記載を削除することを公表しています。

(参考:HUFFPOST ヒアリ、環境省が「年間100人以上死亡」の記述削除

 → http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/18/fire-ant-death_n_17514208.html

死亡例が全くないというわけではありませんが、

実際の数字としては年間100人以上というデータがなかったことが確認されたようです。

ただ危険性がないわけではありませんので、

近くの港で発見されたという場合には、むやみにアリに近づかないようにご注意ください。

国内の複数の箇所でヒアリ発見 ヒアリの危険性について

アメリカで年間100人以上の死亡という文言は削除されましたが、

ヒアリは死に至ることもある危険なアリであることは確かで、

以下は東京都の環境局のページになりますが、

そちらのページに、ヒアリの集団の写真がありますが、

一見すると普通のアリのように見えますので、

大人でもパッと見てすぐに区別することは難しいと思います。

気をつけて!危険な外来生物 | 東京都環境局 ホームページ ヒアリ

またヒアリは攻撃的で、逃げるのではなく刺すことに特化しているそうで、

環境省のホームページでも、ヒアリを刺激すると刺される場合があることが指摘されています。

ヒアリは南米が原産と言われていますし、

激しい競争の中で生き延びるために進化してきたのかもしれません。

またヒアリが生息している可能性があるような場所(緑地帯の土や芝生の土など)には

安易に手を入れないようにしてください、との記載もあります。

出典:環境省ホームページ → http://www.env.go.jp/press/104203.html

ヒアリは他のアリとの区別は難しいですので、

お近くの港でヒアリが発見された場合には、まずはアリに不用意に近づかないこと、

またお子さまがいらっしゃる場合には、死の危険性はありますので、

外出しても目を離さないように注意していただければと思います。


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国内の複数の箇所でヒアリ発見 ヒアリを見つけた場合には

これまで神戸や東京、愛知や福岡などで見つかっていますが、

これまでの公的機関の対応では、

お住まいの市役所や環境省の「地方環境事務所」に連絡することが求められていました。

またその際には、写真を撮った上でご相談していただけるとスムーズです、と伝えられていました。

環境省の「地方環境事務所」については以下のページをご参照ください。

環境省ホームページ 地方環境事務所

こちらのページ上部から関東や近畿など地域を選んでいただくと、

その地方環境事務所の連絡先の一覧が表示されますのでご確認ください。

現実的には、ヒアリ自体はすぐに見ても区別がつかないと思いますが、

疑わしいアリを見かけた場合には、

写真を撮った上で、お住いの市役所や地方環境事務所にご相談していただければと思います。

国内の複数の箇所でヒアリ発見 ヒアリに刺された場合には

ではもしも、ヒアリに刺された場合には、どうすれば良いのでしょうか。

環境省のホームページによると、

ヒアリに刺された場合には、

・まずは20~30分程度、安静にして、容体が急変することがあれば、最寄りの病院を受診すること。

・受診の際には、「アリに刺されたこと」「『アナフィラキシー』または『重度のアレルギー』の可能性があることを病院で伝えてください。

との記載があります。

出典:環境省ホームページ → http://www.env.go.jp/press/104203.html

ちなみにアナフィラキシーというのは、発症して間もなく、

全身にアレルギー症状が出る反応のことを言います。

まずはヒアリに刺されないように充分に注意していただきたいと思いますが、

刺された場合には、上記の対応をお願いします。

終わりに

死亡例がありますので、ご注意していただきたいと思いますが、

年間100人以上の死亡という文言は削除されました。

また港での水際対策が行われていて、日本での定着を防ぐ努力が進められています。

そういう意味では必要以上にリスクを大きく捉える必要はないかと思いますので、

充分な情報や知識を得ていただき、適切な対処をしていただければと思います。

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