国内でヒアリが発見されたことが話題になっています。
刺されるとヤケドのような激しい痛みがあり、
時には死に至ることもあるアリで、
アメリカでは年間100人以上の死者が出ていると言われています。
ここではヒアリの危険性と見つけた場合、刺された場合の対処法をご紹介します。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
国内でヒアリ発見 死に至る危険性もある危険なアリです
冒頭でもご紹介しましたが、ヒアリは死に至ることもある危険なアリで、
以下は東京都の環境局のページになりますが、
そちらのページに、ヒアリの集団の写真がありますが、
一見すると普通のアリのように見えますので、
大人でもパッと見て区別することは難しいと考えられます。
→気をつけて!危険な外来生物 | 東京都環境局 ホームページ ヒアリ
またヒアリは攻撃的で、逃げるのではなく刺すことに特化しているそうで、
環境省のホームページでも、ヒアリを刺激すると刺される場合があることが指摘されています。
またヒアリが生息している可能性があるような場所(緑地帯の土や芝生の土など)には
安易に手を入れないようにしてください、との記載もあります。
出典:環境省ホームページ → http://www.env.go.jp/press/104203.html
ヒアリは他のアリとの区別は難しいですので、
まずはアリに不用意に近づかないこと、
またお子さまがいらっしゃる場合には、死の危険性もありますので、
外出しても目を離さないように注意していただければと思います。
国内でヒアリ発見 ヒアリを見つけた場合には
現在では尼崎市、神戸港でヒアリが見つかっていますが、
専門家の方によると、ヒアリが車などに乗ったまま移動したり、
ヒアリにも「羽アリ」がいるようで、
メスの羽アリが風に乗って移動した場合、
その場所で巣を作って繁殖する場合もあるようです。(「ひるおび」より)
またヒアリは外来種の中でも、
「絶対に国内に入れてはいけない外来種」と言われていて、
専門家の方の話では、早い段階で根絶することが対策として必要のようで、
オーストラリアでは7年間で、2000億円の税金が投入されたようです。(同じく「ひるおび」より)
そういう意味では、早めの対策が求められますが、
もしもヒアリやヒアリの巣を見つけた場合には、先ほどの環境省のホームページによれば、
「神戸市役所」または「近畿地方環境事務所」に連絡してください、との記載があります。
出典:環境省ホームページ → http://www.env.go.jp/press/104203.html
また名古屋でもヒアリが発見されましたが、環境省のホームページには、
発見場所や、発見に至った経緯、写真と共に、
中部地方環境事務所 野生生物課に連絡してください、との記載があります。
出典:環境省ホームページ 中部地方環境事務所
→ http://chubu.env.go.jp/to_2017/post_88.html
ただ現実的には、ヒアリ自体はすぐに見ても区別がつかないと思いますが、
以下は先ほどご紹介した、東京都環境局のページになりますが、
→気をつけて!危険な外来生物 | 東京都環境局 ホームページ ヒアリ
こちらのページにはヒアリの巣(地下に穴を掘るのではなく「アリ塚」を作ります)の写真が記載されていますので、
ヒアリのアリ塚を見た場合には、神戸市役所または近畿地方環境事務所、
また中部地方環境事務所 野生生物課へのご連絡をお願いします。
<連絡先>
神戸市総合コールセンター TEL 078-333-3330
神戸市役所 代表電話 TEL 078-331-8181
近畿地方環境事務所 TEL 06-4792-0700
近畿地方環境事務所 野生生物課 TEL 06-4792-0706
中部地方環境事務所 野生生物課 TEL 052-955-2139
国内でヒアリ発見 ヒアリに刺された場合には
ではもしも、ヒアリに刺された場合には、どうすれば良いのでしょうか。
環境省のホームページによると、
ヒアリに刺された場合には、
・まずは20~30分程度、安静にして、容体が急変することがあれば、最寄りの病院を受診すること。
・受診の際には、「アリに刺されたこと」「『アナフィラキシー』または『重度のアレルギー』の可能性があることを病院で伝えてください。
との記載があります。
出典:環境省ホームページ → http://www.env.go.jp/press/104203.html
また「ひるおび」によれば、
ヒアリに刺されると水ぶくれになったり、じんましんが出たりするようです。
まずはヒアリに刺されないように充分に注意していただきたいと思いますが、
刺された場合には、上記の対応をお願いします。
終わりに
ヒアリの国内での発見が相次いでいて、国内でヒアリに刺されたケースも出てきていますが、
その方は健康には問題ないと報道されています。
また環境省は以前に記載していた、アメリカで年間100人の死亡という記載を削除しました。
→国内でヒアリ発見が相次ぐも環境省・年間100人以上死亡の記述削除
ヒアリに刺されると死亡に至るケースもありますが、
ヒアリに刺されると確実に死亡に至るというわけではありませんし、
最近では「ヒアリ警察」というツイッターアカウントも開設されていて、
写真からヒアリかどうかを判断してくれるそうです。
またヒアリ対策として殺虫剤を使って在来のアリを駆除してしまうと、
逆にヒアリにとって好都合な状況になると専門家は指摘しています。
それらに関するページはこちらになります。
→ヒアリ対策に殺虫剤は逆効果?在来アリの抵抗力とヒアリ警察さん
ヒアリは危険なアリで、他のアリと区別をつけることが難しいですので、
まずはアリに近づかないようにしたり、避けるべき場所を知っていただいた上で、
もしも発見した場合には写真を撮った上でヒアリ警察さんに見ていただくのも一つかと思います。
また刺されたりした場合には、環境省のホームページに記載されているような、適切な処置をしていただければと思います。