さつまいもの栄養とその効果 秋の甘い食べ物の栄養価を比較!

秋の味覚の代表的なものに焼き芋があります。

秋の季節には焼き芋の香りに誘われてしまいますが、

さつまいもの栄養価はどういったものがあるのでしょうか?

食べることでどういった効果が見込まれるのでしょうか?

ここではさつまいもの栄養素を見ていきたいと思います。

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秋の味覚の焼き芋 さつまいもに含まれる栄養を検証


(出典「イラストAC」)

焼き芋を食べるとオナラが出ると言われますが、

調べてみると、それなりに根拠のある成分もあります。

また秋の味覚の栄養価を比べてみたいと思い、栗や柿の栄養価も調べてみました。

栗や柿の栄養価については、こちらになります。

食欲の秋 秋の味覚の栄養価を比較してみたい!栗の栄養とその効果

食欲の秋 秋の味覚の栄養価を比較してみたい!柿の栄養と効果

私自身は医療の専門家ではないのですが、

調べてみるとさつまいもにも、栗や柿に似た栄養がありますが、

それぞれに個性があることも分かります。

さつまいものビタミンCは、熱に強い!


(出典「photoAC」)

秋の味覚の栗や柿と同じようにで、さつまいもにもビタミンCが含まれていて、

ビタミンCがでんぷん質に包まれているために、

加熱しても壊れにくい性質があると言われています。

そのビタミンCは白血球の働きを強めたり、自らもウイルスに攻撃するなど、

免疫力を高める働きがあると言われています。

また空気から取り込んだ酸素の2~3%は、活性酸素になると言われていて、

その他にも紫外線や汚れた空気などからも活性酸素が増えるとされています。

この活性酸素は、ウイルスや細菌にも攻撃をしますが、

自らの体も傷つけ、老化やガンの原因とされています。

これを酸化と言い、体がさびつくと表現されることもありますが、

ビタミンCは自ら酸化されることで、活性酸素による攻撃から身を守る役割、

いわゆる抗酸化作用があると言われています。

またビタミンCは、コラーゲンの生成に必要な栄養素で肌に良く、

コラーゲンは骨の成分でもありますので、骨を丈夫にする効果があると言われています。

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多く含まれるビタミンE


(出典「photoAC」)

さつまいもに含まれるビタミンEも、

ビタミンCと同じように抗酸化作用があると言われていて、

老化やガンを防ぐ役割があるとされています。

またビタミンEは、ホルモンバランスを調整する働きがあり、

女性ホルモンの代謝を促し、更年期障害の症状の緩和に役立つと言われています。

また血行を良くする効果があり、

肩こりや冷え性などの改善に効果があると言われています。

多く含まれるカリウム


(出典「photoAC」)

またさつまいもには多くのカリウムが含まれていて、

これは秋の味覚「栗」にも共通しています。

そのカリウムはナトリウムを外に排出することで、血圧を下げる効果があり、

むくみの改善にも効果があると言われています。

またカリウムには、筋肉の収縮を正常に行わせる働きがあり、

不足しがちになるとけいれんを起こしたり、

倦怠感や食欲の低下を招くと言われています。

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便秘改善効果のある食物繊維とヤラピン


(出典「photoAC」)

さつまいもには食物繊維ヤラピンが含まれていて、

これらは便秘の改善にも効果があるとされています。

たださつまいもに含まれる食物繊維の量自体は、他の野菜などに比べてもそれほど多くはないのですが、

さつまいもは一度に食べる量が多いことで、摂取する食物繊維が多くなります。

その食物繊維は、大腸の働きを活発にして、

腸内にある食べ物の残りかすを出しやすくする効果があると言われています。

また食物繊維は悪玉菌を外に出し、善玉菌を増やす作用もあるので、

腸の環境を整える作用があるとされています。

また食物繊維には、「水溶性」と「不溶性」の2種類の食物繊維があり、

水溶性」の食物繊維は、文字通りですが水に溶けやすく、

水に溶けるとゲル状に変化することで、

糖質や脂肪などの吸収を抑える効果があるとされています。

また「不溶性」の食物繊維は、水に溶けにくい性質を持っていますが、

水を含みふくれることで、便の量を増やすことで排便を促すとされています。

さつまいもには、「水溶性」と「不溶性」のどちらも含まれていて、

皮にも食物繊維が多いですので、便秘の解消をお考えの場合には、

皮も食べることがおすすめです。

また生のさつまいもを切ると出てくる白い物質が「ヤラピン」という成分で、

伸び縮みすることで排便を促す、腸の「蠕動(ぜんどう)運動」を促進する作用があり、

古くからゆるい下剤としての効果が知られています。

これらの食物繊維とヤラピンのダブル効果で、便秘の改善が期待されます。

終わりに

食欲の秋には、焼き芋のホクホク感やほのかな甘さを堪能したいところですが、

さつまいもはカロリーも若干高めで、食べすぎにも注意したいところです。

また秋は涼しくなり、外出するのにも過ごしやすい気候になりますので、

秋の行楽も楽しんでいただければと思います。

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