七五三は、お子さまの成長を祝う行事ですが、
2人のお子さまがいらっしゃり、年齢が2歳違いではない場合、
七五三をいつ行うべきかとお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。
その場合にはどうするべきなのでしょうか?
また数え年は+2歳になることがあります。
ここではそれらの点についてご説明します。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
七五三はいつにする?二人の子供が2歳違いではない場合
(出典「photoAC」)
お子さまが2人いらっしゃり、
年の差が2歳の場合には、七五三を同時に行うことができますが、
そうでなく2人のお子さまの年齢が3歳差であったり、年子で1歳違いの場合には、
同時に七五三を祝うことはできないように思われるかもしれません。
ただ満年齢と数え年を一人一人使い分けることで、
二人同時に七五三を祝うことができますし、一般的に行われていることになります。
例えば上の子が5歳で下の子が2歳なら、
下の子は数え年で考え、5歳と3歳に。
または上の子が4歳で下の子が3歳なら、
上の子は数え年で考え、5歳と3歳として七五三を祝うことができます。
もちろん別々にそれぞれお祝いされる場合はあるかと思いますが、
2人同時に七五三のお祝いをしたいとお考えの場合には、
満年齢と数え年を使い分けて、お祝いしていていただければと思います。
七五三はいつにする?数え年は2歳プラスの時も?
(出典「イラストAC」)
先ほど数え年と満年齢を使い分けることをご紹介しました。
一般的には、数え年は現在の年齢に+1歳と思われているかと思いますが、
厳密には数え年は、現在の年齢に+2歳となる場合があります。
数え年は正確には「生まれた年を1歳とし、
その後にお正月を迎えるたびに年齢を加えるもの」になりますので、
例えば3月1日が誕生日のお子さまの場合には、以下のようになります。
・誕生日が3月1日の場合
日付 | |||
満年齢 | |||
数え年 |
上記の表のように、「お正月から誕生日の前の日」までは、
「数え年は現在の年齢に比べて+2歳」ということになります。
ですので一般的に、七五三が行われるとされる11月15日以降に、
お子さまが誕生日を迎える場合には、実年齢に+2歳することになります。
ただもしもその日以降にお子さまが誕生日を迎えるとしても、
その年のうちにお子さまが4歳になるのであれば、その年には数え年では5歳になりますし、
そう考えると一般的に考えられている「数え年は+1歳」と同じになり、
また他の同学年の子と比較しても、そう考えて差し支えないと思います。
そもそも数え年というのも、人が便宜的に作った年齢の考え方に過ぎませんし、
数え年で行われてきた七五三は、現在では満年齢で行われることも一般的です。
そう考えると数え年について、そこまで厳密に捉える必要性はあまりないように思えます。
終わりに
ここではお子さま2人の年齢が2歳差ではない場合、
数え年と実年齢を使い分けることをご紹介しました。
それぞれのお子さまの年齢の扱いは違うとしても、
2人のお子さまの七五三をどうしようかと気になさっている時点で、
お子さまに対するお気持ちは充分かと思いますので、
2人の年齢の扱いの違いについては、あまり気にされる必要はないようには思います。