お子さまが七五三を迎える場合、
日付はいつからいつまでに七五三のお参りを行えば良いのでしょうか?
また現在の満年齢で行う場合と、古くからの数え年で行う場合がありますが、
数え年が+2歳になることもあります。
ここでは七五三の日付や仏滅などのお日柄、
また数え年が+2歳になる場合などをご紹介します。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
七五三はいつからいつまでに行うもの?
(出典「イラストAC」)
七五三の正式な日付は11月15日になります。
その日付の由来については、以下のページをご覧ください。
ただ東北や北海道など寒い地域では、冬の到来が早いために、
10月15日前後にお参りすることが一般的になります。
また混雑を避けるという意味では11月15日にこだわらず、
早い方の場合には9月から、遅い場合にも12月初旬あたりまでに行われることも一般的ですので、
9月~12月までのご都合の良い日を選んでいただければと思います。
七五三はいつにする?男の子と女の子ではいつ?
七五三では正式には、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳で行われますが、
地域によっては男の子は5歳、女の子は3歳と7歳という場合もありますし、
ご家庭によっては女の子は1度だけという場合もあります。
何回行うかという点については、地域によって違いがありますし、
経済的な負担もあることですので、ご家庭のお考えによってお決めいただければと思います。
ちなみに京都や大阪などでは十三詣りというものがあり、
数え年の13歳で行われるものがあります。
地域によって大きな違いがあるものですね。
七五三はいつにする?仏滅は控えるべき?
9月~12月の中で七五三のお参りをする際に、
その日付が仏滅などの場合には、そのお日柄を気になさる方もいらっしゃるかもしれません。
仏滅や大安は「六曜(ろくよう)」と言いますが、その六曜については以下のページをご参照ください。
→大安や仏滅などの六曜の意味と決め方、またその成り立ちについて
この仏滅や大安というものは、あくまで暦の上でのことで、
仏教や日本の神道とは関係ないと言われています。
そういう意味では仏滅などのお日柄を気にする必要はないかと思います。
またお子さまが病気になることもあるかもしれませんし、
お忙しい中でご都合の良い日はそれほど多くはないかもしれませんので、
ご家族のご都合に合わせて七五三を行っていただければと思います。
ただそれでもご本人やご家族が気にする、ということであれば、
仏滅といったお日柄は控えていただければと思いますし、
ご家族とご相談の上で、ご判断いただければと思います。
七五三はいつにする?満年齢と数え年はどっち?数え年は+2歳のことも
(出典「イラストAC」)
七五三については、お子さまの年齢が3歳、5歳、7歳の時に行いますが、
満年齢で行う場合と数え年で行う場合があります。
七五三は古くからある風習で、元々は数え年で行っていたもので、
明治時代から満年齢が導入されてきましたが、
現在ではその満年齢で七五三を行うことも一般的になっていますので、
どちらで行っても問題はありません。
また数え年は満年齢に比べて+2歳になる場合もあります。
数え年というのは正確には、
「生まれた年を1歳とし、その後正月を迎えるたびに年齢を加えるもの」になりますので、
例えば3月1日が誕生日の方の場合、以下の表のようになります。
・誕生日が3月1日の場合
日付 | |||
満年齢 | |||
数え年 |
上記の表のように、「お正月から誕生日の前の日まで」は、
「数え年は現在の年齢に比べて+2歳」ということになります。
七五三は11月15日が正式な日付ですので、
この日以降に誕生日を迎えるお子さまの場合には、
数え年は満年齢よりも+2歳ということになります。
ただその年に4歳を迎えるのであれば、数え年では5歳になりますし、
そう考えると一般的に考えられている「数え年は+1歳」と同じになり、
また他の同学年の子と比較しても、そう考えて差し支えないと思います。
数え年から満年齢に移行したのも、暦が変わったことや法律が定められたことによるもので、
数え年も満年齢も、人が便宜的に作った年齢の数え方に過ぎないと思いますし、
数え年で行われてきた七五三も、現在では満年齢で行うことが一般的になっています。
そういう意味でも数え年について、あまり厳密に考える必要はないと思います。
終わりに
ここでは七五三の日程について、
時期的な側面と、お子さまの年齢という側面からご紹介しました。
仏滅などのお日柄についても、仏教や神道とは関係ないとされていますので、
あまり気にする必要はないかと思います。
また七五三を満年齢で行うか、数え年で行うかという点も、
周りと合わせるのも無難な方法にはなりますので、
気になる場合には周囲の方にご相談していただいて、ご判断していただければと思います。