「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、
春分の日はお彼岸の期間とも関係があります。
では春分の日はいつなのでしょうか?
また春分の日は変動することがあります。
そこにはどんな決め方があるのでしょうか?
ここでは春分の日に焦点をあてて、星座との関係についてもご紹介します。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2018年の春分の日はいつ?春分の日の決め方について
2018年の春分の日は3月21日になります。
春分の日と秋分の日は、実は天体観測から導き出される日付で、
国立天文台が計算するものになります。
それを「暦要項(れきようこう)」と言いますが、
その年の2月1日に「暦要項」が官報に掲載されることで、
翌年の春分の日、秋分の日が正式に決められることになります。
(細かい話になりますが、2月1日が休日の場合には、それ以降の平日になります。)
以下の図は地球を中心にした、太陽の通り道=黄道と、地球の赤道を延長したものを図にしたものになります。
上記の図から分かるように、黄道と赤道は1年の間で2度交わることになります。
この交わる瞬間を春分点と秋分点と呼びますが、
この春分点が含まれる日付が春分の日になります。
2018年の場合には、3月21日の1時15分が春分点になります。
春分の日が変わる理由
春分の日は、3月20日だったり3月21日だったりしますが、
その年によって春分の日の日付は変動があります。
これは地球が太陽を一周する時間は、365日ちょうどではなく、
約365.242日かかり、365日と6時間弱かかることがその原因で、
そのため春分点は、毎年6時間ずつ後ろにズレていくことになります。
ただうるう年には1日増えますので、うるう年には春分点は、
前倒しの24時間-後ろ倒しの約6時間=約18時間の前倒しになります。
春分の日については、3月20日と3月21日が2年ごとに変わるというサイクルですが、
2024年~2026年にかけて3月20日が3年続き、
その後の2027年には1年だけ3月21日になると予想されています。
春分の日と彼岸の関係
暑さ寒さも彼岸までと言われますが、
この春分の日は、「お彼岸」の期間と関係していて、
春分の日を中日として、前後3日の一週間がお彼岸の期間になります。
春分の日は変わることがありますので、
それに伴い、お彼岸の期間も変わることがあります。
春分点と星座の関係
先ほど春分点と秋分点をご紹介しましたが、
この春分点や秋分点は、実は星座とも関係があります。
星座は春分点を基準に分けられていて、
春分点がおひつじ座の始まりを、
その反対にある秋分点はてんびん座の始まりに該当します。
その他に夏至や冬至を含めて以下のようになります。
細かい話になりますが、星座については、
その年の〇月〇日×時×分以降が~~座ということになりますので、
厳密に言えばその年ごとに星座の始まりの日付は変動することになります。
ちなみに春分の日はおひつじ座の始まりにあたりますが、
西暦ごとのおひつじ座の始まりの日付については、以下のページをご参照ください。
→3月20日生まれの人の星座は何座?西暦ごとの牡羊座の初日は?
終わりに
ここでは春分の日の日付と、お彼岸との関係、
また春分の日と星座の関係をご紹介しました。
春分点を基準に星座が決められていることは、調べてみて初めて知りましたが、
そうなのか~、と意外な事実に驚きの気持ちもありました。
春分の日はこれから昼が長くなり、春の息吹を感じる季節になっていきますが、
季節の変わり目には体調管理に気をつけていただき、
来るべき春の行楽を楽しんでいただければと思います。